アメリカ空軍、第33救難飛行隊(33RD ARRS)のHH-60Gペイブホークが2019年7月31日(水)、嘉手納基地を離陸、乗員が沖縄の景色を眺める画像が公開されています。
HH-60Gペイブホークは、遭難したパイロットの救出を目的とした、戦闘救難捜索ヘリコプターです。UH-60Lをベースに、空中給油プローブや気象レーダー、ASN-137ドップラー・レーダー、慣性航法装置、GPSを備えています。
後継にHH-60Wが開発中です。航続距離が延び、高温の場所でも安定した出力のエンジンを搭載、各種警報装置を充実し、より厳しい環境でも戦闘救難できるヘリコプターになっています。
敵地で遭難したパイロットも助けに行く姿勢がアメリカ軍の強さの源泉です。「戦闘救難」も行えるヘリコプターは、戦闘地域だけでなく、民間人の捜索救難、災害救助、緊急航空患者搬送も行える頼もしいヘリコプターです。