オーストリア航空は2019年中ごろから、A320の機体検査にドローン技術を導入したと発表しました。フランスのスタートアップ企業「Donecle」が開発した自動運転ドローンを活用し、塗装や構造的なダメージがないか、確認作業を実施しています。
ドローンの導入により、オーストリア航空の整備士の作業が削減できるほか、これまで4時間から10時間かかっていた作業時間が2時間以内に短縮されることから、毎日のオペレーションの中でより多くの機材を運航に使うことにつながります。
ドローンなどの革新的なシステムは、定期便運航の安定性をさらに強化し、フライトキャンセルを未然に防ぐことをサポートしてくれることにつながると、オーストリア航空はコメントしています。
オーストリア航空はA320の単通路機が36機から46機に増加したことを受け、作業効率の向上に勤めており、このドローンを活用した機体検査はエンブラエルでも近く実施する予定です。