Su-24フェンサー、Mi-26が吊下げてパトリオットパークに空輸

Su-24フェンサー、Mi-26が吊下げてパトリオットパークに空輸

ニュース画像 1枚目:Su-24フェンサー
© Министерство обороны Российской Федерации
Su-24フェンサー

ロシア航空宇宙軍から退役したSu-24が2019年9月7日(土)、ロストフ州の空軍基地からMi-26がスリングで吊り下げ、ヴォルゴグラードのパトリオットパークに輸送されました。今後、整備して展示される予定です。年内にはMi-8も同様に輸送される予定です。

Su-24フェンサーは、スホーイ設計局が開発した可変翼の戦術爆撃機です。試作機が1967年7月に初飛行し、約1,200機が生産され、ロシア航空宇宙軍やウクライナ空軍などの旧ソ連構成国、旧ソ連の友好国のリビアやイラク、シリアなどが保有していました。

アフガニスタン紛争で実戦に初参加、2015年にはシリア内戦に出撃していたロシア航空宇宙軍のSu-24がトルコ空軍のF-16に撃墜され、両国の関係が緊張しました。現在ロシア航空宇宙軍では後継のSu-34に置き換えられつつあります。

Su-24をスリング吊下げで輸送したMi-26は、ミル設計局が設計した世界最大の量産ヘリコプターで1977年に初飛行しました。C-130輸送機と同等の輸送力があり、現在はロシアン・ヘリコプターズが製造しています。東日本大震災ではロシア非常事態省のMi-26が救援のため、新潟や新千歳に飛来しました。

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