大阪国際(伊丹)空港で2019年9月26日(木)、全日空(ANA)の国内線ターミナル保安検査場でナイフを所持していた乗客の手荷物をそのまま通過させ、これを受けた再検査実施のため、ANAの発着便に大きな乱れが生じています。
この事象を受け、発覚直後から南ターミナルの保安検査場は閉鎖していましたが、12時から再開しています。ナイフを発見したものの、職員が乗客を通過させた後に、そのミスが発覚しました。
伊丹を発着するANA便は、すでに機内に搭乗していた乗客を含め、保安検査をやり直ししたことを受け、大きく乱れています。すでにANAは、伊丹を発着する定期便の航空券を保有する旅客を対象に、遅延、または欠航とならない場合を含め、手数料無しで搭乗予定便の変更、払い戻しに対応する方針を発表しています。
航空局は、ラグビーワールドカップ2019日本大会や2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会開催を前に、保安検査を強化し、「テロに強い空港」を目指した対策を講じていました。