ウクライナ・エア・アライアンスのAn-12、リヴィウで着陸に失敗

ウクライナ・エア・アライアンスのAn-12、リヴィウで着陸に失敗

ニュース画像 1枚目:ウクライナ・エア・アライアンス An-12
© Ukraine Air Alliance
ウクライナ・エア・アライアンス An-12

ウクライナ・エア・アライアンスが運航するAn-12が2019年10月4日(金)、リヴィウ国際空港への着陸体制に入った中で墜落する事故が発生しました。UKL4040便として、スペインのビーゴを現地22時30分に離陸、7名の乗務員と荷物付き添いの1名、計8名が搭乗していました。

リヴィウ国際空港によると、管制との連絡が途絶えたのは6時48分で、その後にレーダーから消失し、通信不能となったため、6時50分には緊急事態として対応を開始しました。運航していた機体記号「UR-CAH」は、7時33分に滑走路31エンドからおよそ1.5キロメートル付近で発見されました。機内では5名が死亡、3名は病院に緊急搬送されました。

事故を受け、アントノフは声明を発表し、事故原因の解明にウクライナ航空当局の調査を全面的に協力する方針を示しています。事故機の「UR-CAH」は製造番号「8345604」でタシュケント工場で最終組み立てされ、1968年5月15日(水)納入と機齢51年超の機体です。当初は旧ソ連の空軍が使用し、1993年に当時のエア・ウクラインで「UR-11314」の民間機レジが割り当てられ、複数の会社をへて、2012年にウクライナ・エア・アライアンスが導入しました。

アントノフによると、1990年1月にオーバーホールが実施され、2020年5月まで飛行が可能な期間とされていました。

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