全日空(ANA)は2019年10月9日(水)から11月28日(木)まで、成田空港で自動追従電動車いすの試乗と国際線乗り継ぎを想定した実証実験を実施しています。
自動追従電動車いすは、前を行く車いすにコンピュータ制御で自動追従する電動車いすで、複数のセンサーで車いすの隊列の間を横切る人や障害物を検知し、安全性を確保しています。また、コンピュータで制御されているため加速や減速が自然で、エレベーターを使用する際や保安検査場などでの自動追従の解除や再開も簡単に行えるため、スムーズに移動できます。
今回の実証実験では、成田空港の利用者に乗車してもらい、電動車いすの乗り心地や便利さを体験するなかで、さまざまな声を集め、係員の操作性などを検証します。
成田空港では、1日あたりおよそ300台の車いすが乗り継ぎに使用されており、ANAではパーソナルモビリティの活用による乗り継ぎ客の負担軽減やサービスの向上をめざします。