レオナルドは2019年10月9日(水)、イタリア財務警察とATR 72MPを3機、契約しました。契約には物流支援サービスも含まれ、総額1億5,000万ユーロ超の規模となります。レオナルドは2018年7月に1機目を契約し、計4機の契約となり、この1機目は2019年末までに納入、残る3機は2022年までに納入される予定です。
イタリア財務警察でのATR 72MPは、現在の航空勢力と統合され、運用する計画です。イタリア国内の沿岸地域から国際水域にかけ、継続的な監視活動を実行する法執行機関として、航空機に搭載された高度な機器により、独自の活動を展開します。
イタリア軍ではP-72Aとして運用しており、ATR 72MPは空中での観測や監視を遂行するレオナルドATOSミッションシステムを装備します。 ATOSは、機体に搭載した様々なセンサーを管理し、戦術上で受信した情報を組み合わせ、最適な形式で任務に当たるオペレーターに表示し、絶えず状況が更新される状況下でシナリオを提供します。
イタリア財務警察はATR 72MPで海上パトロール、捜索や識別、捜索救難(SAR)活動、麻薬密売や海賊行為、密輸を含む違法行為の防止に対応しており、およそ8時間以上の監視活動にも対応しています。