航空局は2019年11月27日(水)、「CARATSオープンデータ活用促進フォーラム」を開催します。会場は筑波大学の東京キャンパス文京校舎で、開催時間は13時から16時30分までです。
将来の航空交通システムの構築に向けた検討を産学官で取り組む「将来の航空交通システムに関する推進協議会」は、航空交通分野の研究開発の活性化が重要との考えから、研究開発に有用な定期航空便の時刻、位置などの航跡データを提供し、協議会の取り組み参画を促しています。
今回のフォーラムは、協議会の取り組みとデータ理解を深めもらうため、当該データを活用した研究に関するフォーラムです。当日は、東京工業大学大学院の屋井鉄雄教授の基調講演、電子航法研究所(ENRI)の岡主任研究員による「CARATSオープンデータの概要説明」、その他の大学教授による研究成果発表、討論などが行われます。
一般参加を希望の場合、11月25日(月)17時までに、ウェブサイトからダウンロードできる参加申込票をEメール、またはFAXで提出する必要があります。なお、参加費は無料で、定員は200名となります。
■プログラム (1)基調講演 屋井鉄雄 (東京工業大学環境・社会理工学院教授) (2)CARATSオープンデータの概要説明 岡恵 (ENRI) (3)研究紹介 ・CARATS Open Data2016を活用した 空域に関する基礎研究 発表者:永島柚、田中真氏 (東海大学) ・離陸時刻と下降開始位置を考慮した 航空交通流の多目的最適化 発表者:松本千尋、関根將弘、 立川智章、藤井孝藏 (東京理科大学) ・定点通過時刻予測のための最適軌道に 基づく軌道予測手法 発表者:原田明徳 (高知工科大学) 武市昇 (首都大学東京) ・機械学習を利用した運航遅延の考察 発表者:戸ノ崎美穂、小泉美帆(日本電気) ・セクタ形状を考慮した軌道最適化手法 発表者:虎谷大地 (ENRI) ・航空交通流の時間管理による運航効率向上 発表者:アンドレエバ森 アドリアナ (JAXA)