イギリス海軍は、アメリカ東海岸沖で空母「クイーン・エリザベス(R-08)」の甲板で初めてF-35Bを「ビーストモード」に整備したと公表しました。
F-35Bはステルス機のため通常は兵器を機体に格納していますが、ステルスを必要としない作戦の場合、11カ所のハードポイントに対空または対地兵器を最大22,000ポンド搭載できます。これは「ハリアー」の3倍で、第二次世界大戦の爆撃機「アブロ・ランカスター」の搭載量と同じです。
F-35が搭載出来る兵器は、対空ミサイルはAIM-9Xサイドワインダー、ASRAAM、AIM-120AMRAAM、ミーティアです。対地ミサイルではAGM-154JSOW、AGM-158JASSM、ブライムストーン、スピア2/3などがあります。対艦ミサイル、誘導爆弾、通常爆弾など多岐に渡ります。
「クイーン・エリザベス」は省力化が徹底され、兵器を艦内の武器庫から甲板でF-35に装備するまでのほとんどの作業が自動化されています。