ソ連版スペースシャトル「ブラン」、11月15日に打上げから31周年

ソ連版スペースシャトル「ブラン」、11月15日に打上げから31周年

ニュース画像 1枚目:ソ連初の宇宙往還機「ブラン」
© Минобороны России
ソ連初の宇宙往還機「ブラン」

ソ連初の宇宙往還機「ブラン」が1988年11月15日(火)、打上げから31年が経ちました。カザフスタンのバイコヌール宇宙基地で大型液体ロケット「エネルギア」に背負わせた「ブラン」が無人で打ち上げられ、205分で地球を2周し、自動操縦でバイコヌールの滑走路に着陸しました。

「ブラン」計画は1991年12月のソ連崩壊が影響し、有人飛行をすること無く1度だけの打上げで開発計画は終了しました。全幅24メートル、全長36メートル、重量75トンで、アメリカのスペースシャトルに近いサイズで、スペースシャトルを参考に開発されました。

「ブラン」や「エネルギヤ」の計画の副産物として2機種の輸送機、ミャスィーシチェフ設計局が開発したM-4爆撃機を基に開発したVM-Tと、アントノフAn-225ムリーヤが開発されました。2つの計画が無くなった現在も、この輸送機は規格外の貨物を運べる輸送機として活躍しています。

期日: 1988/11/15
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