ロシア航空宇宙軍は2019年11月23日(土)、ウリヤノフスクのアヴィアスタル-SPで製造された新型輸送機、イリューシンIL-76MD-90Aを受領し、ウリヤノフスクのヴォストーチヌイ空港の軍事輸送航空コマンドに配備しました。
ロシア航空宇宙軍は、2019年8月までに6機のIL-76MD-90Aを受領しており、アヴィアスタル-SPは、生産ペースを上げるための努力を行っています。
IL-76MD-90Aは、IL-76MDの大規模発展型で広範囲に設計変更や改修がされています。グラスコクピット化され、エンジンを推力約14.5トンのPS-90A-76に換装、ペイロードも52トンに増加、航続距離は5,000キロメートルになりました。基となるIL-76は、1971年3月に初飛行を行いました。全長約46.6メートル、全幅50.5メートル、旧ソ連の構成国などで運用され、生産数は960機以上です。