HIS、冬の海外旅行予約 ハワイが8年連続1位 ツアートップはグアム

HIS、冬の海外旅行予約 ハワイが8年連続1位 ツアートップはグアム

ニュース画像 1枚目:エル・アル航空 787-9
© Boeing
エル・アル航空 787-9

旅行会社のエイチ・アイ・エス(HIS)は2019年12月21日(土)から2020年1月3日(金)までの年末年始における海外旅行動向と2020年HIS旅のヒット予測を発表しました。

年末年始の予約調査では、ホノルルが総合・航空券ともに8年連続の1位となったほか、台北、グアム、ソウル、バンコク、シンガポール、上海、セブ島などが10位以内にランクインしています。

ツアーでは、個人旅行(FIT)化が進む傾向がみられるホノルルが前年の1位から2位にランクダウン、1位は小さな子ども連れでも行きやすいグアムとなりました。グアムは、新千歳、成田、名古屋(セントレア)、関空、福岡空港など、各地域で展開するチャーター便を利用した商品が好調に推移しています。政情などを背景に、韓国、香港が順位を下げ、替わりにバリ島、セブ島などのアジアビーチが上位にランクインしています。

また9連休で長距離路線が好調に推移しており、航空券ランキングではロサンゼルスが9位となり、前年13位から大きく順位を上げています。その他ヨーロッパ、アメリカ方面も好調で、出国ピークは12月29日(日)、帰国ピークは1月3日(金)となっています。

2020年旅行傾向の見通しでは、オリンピック・パラリンピックが夏の繁忙期と重なり、期間中や前後の日程で飛行機の座席が取りづらい環境が見込まれることから、2020年はさらに座席の予約タイミングが前倒しになると考えられます。

HIS社員が回答した「2020年ヒットしそうな旅先」ではロシアが1位で、2020年に日本航空(JAL)と全日空(ANA)がウラジオストク線に就航するほか、3月から羽田からモスクワ線が開設されるなど、ロシア路線の拡大が見込まれています。またラグビー世界大会で注目を浴びたニュージーランドが2位、日本と友好130年を迎えるトルコが3位、11月29日(金)からスカイマークが就航したサイパンが4位、エル・アル航空が3月から就航する成田/テルアビブ線で注目を集めるイスラエルが5位となっています。

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