香港航空は2019年12月2日(土)、財政状態が急速に悪化していることを受け、香港の航空輸送許可局(ATLA)から当局の定める資本水準までの引き上げと維持が要求されました。
報道によると、香港航空はその後、遅れていた従業員への給与を12月5日(木)付けで支給したほか、親会社の海航集団から資金を調達したとみられます。これを受け、航空輸送許可局は12月7日(土)、当面の間、さらなる措置を講じず、事業免許の取り消しを行わないと香港航空に通達しました。香港航空への資金投入は、段階的に実施される予定です。
香港航空はこの1年間、経費削減や路線ネットワークの最適化、顧客体験の向上を目指し、様々な統合プログラムを実施していますが、今後も統合と内部構造の強化を進める方針です。