宇宙航空研究開発機構(JAXA)は2020年1月8日(水)、観測ロケットS-310-45号機を打ち上げます。打ち上げ場所は鹿児島県の内之浦宇宙空間観測所で、時間は17時から17時30分を予定しています。
今回の打ち上げは、観測ロケットのユーザニーズに応えるため、搭載部高機能化を目指した高精度ペイロード部姿勢制御技術と、ロケットから離れた位置の観測技術「小型プローブバス技術」の実証実験を目的としています。
S-310は、大気中から機体にスピンを与え早期に共振状態を通過させ、共振時に生じた姿勢の乱れをその後の空力的ダンピングで整定させる方策が採られた単段式ロケットです。直径310ミリメートル、打上げ時の重量は約700キログラムで、高度約150キロメートルに到達する能力を有しています。
なお、実験期間は予備期間を含め、2020年1月31日(金)までとなっています。