ドイツ海軍、NH-90を受領 技術文書の不備で運用開始は未定

ドイツ海軍、NH-90を受領 技術文書の不備で運用開始は未定

ニュース画像 1枚目:NH-90 NFH
© BMVg
NH-90 NFH

ドイツ海軍は2019年11月27日(水)、エアバス・ヘリコプターズからNH-90 NFHを受領しました。ただし、技術文書が不十分かつ不完全なため、ドイツ連邦軍の基準を満たしておらず、運用に入ることができません。

ドイツ海軍は、NH-90 NFHの性能を確信している旨を表明し、エアバス・ヘリコプターズには書類上の不備を解消するよう求めています。NH-90 NFHは、2022年までに18機導入され、2023年から完全に稼働する予定に遅れは無いとの方針です。

NH-90は、フランス、ドイツ、イタリア、オランダにより国際共同で開発された中型ヘリコプターで、NFHは艦載型です。北大西洋条約機構(NATO)の主要国で採用されている機種で、胴体長16.81メートル、最大離陸重量10,600キロ、乗員2名、乗客20名、巡航速度約290キロメートル、航続距離1,000キロメートルです。

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