ドイツ陸軍は2019年12月10日(火)、捜索救助部隊向け新型ヘリコプターH145をエアバスから受領しました。ドイツ陸軍は約50年間、汎用ヘリコプターUH-1Dが捜索救助部隊のヘリコプターとして運用されてきました。
捜索救難部隊向けH145は、「LUH SAR」と呼ばれます。600psのエンジン2基を搭載し、最大離陸重量3,800キロに対応する為に十分なパワーを備えています。これにより、1,600キロに荷物を吊り下げる能力と、800リットルの消火コンテナを輸送する能力があります。LUH SARには、医療機器、GPS、無線装置、熱画像カメラ、高性能サーチライトなど様々な装置を搭載しています。
UH-1Dは、アメリカ陸軍向けに開発された汎用ヘリコプターです。人員や物資の輸送などのほか、武装をして戦闘任務にも就いてきました。ドイツ陸軍では負傷者の救助、山岳救助、山火事の消火活動、交通事故の救助活動など約50年に渡り様々な活動をしてきました。H145は2021年中にUH-1Dに置き換わる予定です。