山梨県、防災航空隊のS-76B「JA6748」を抹消登録

山梨県、防災航空隊のS-76B「JA6748」を抹消登録

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© FlyTeam Soraya_Projectさん
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国土交通省航空局は2019年11月、山梨県で消防防災航空隊が運用していたシコルスキーS-76Bヘリコプター、機体番号(レジ)「JA6748」について、申請された抹消登録を受理しました。この機材は、11月22日(金)付けで抹消、理由は「アメリカへ売却のため」です。

「JA6748」は、1995年3月から山梨県防災航空隊に導入された機材で、運用された23年間、日本航空学園の双葉飛行場を拠点に運用されていました。総飛行時間は6,585時間、初出動の1995年7月に農鳥岳付近で男性1名を救助して以来、総出動件数は2,464件でした。

富士山での救助、林野火災への対応に加え、山梨県内で初めての臓器移植法に基づく臓器輸送、中央自動車道笹子トンネルでの天井板崩落事故時には上空偵察、ヘリTV送信など、幅広い活動を展開しました。また、新潟・福島での集中豪雨、新潟県中越沖地震、東日本大震災など災害時の広域活動、長野県消防防災ヘリ墜落時にはその応援出動などにも対応しました。

山梨県は、「JA6748」の更新を目的に、2018年4月にS-76Dの「JA223Y」を導入し、愛称の「あかふじ」も継承されています。

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