航空自衛隊特別航空輸送隊は2020年1月11日(土)から1月15日(水)まで、政府専用機を運航します。安倍首相のサウジアラビア、アラブ首長国連邦(UAE)、オマーン訪問に伴う運航です。
公表された予定では、1月11日(土)に羽田空港を出発し、同日にサウジアラビアのリヤドへ向かいます。1月12日(日)にリヤドを発ち、1月13日(月)にウラーへ到着し、さらに同日中にアブダビへ向かいます。1月14日(火)は、アブダビからオマーンのマスカットへ移動し、1月15日(水)にマスカットから羽田空港へ帰着します。
新たな777政府専用機による中東への要人輸送任務は、安倍首相が2019年6月、イランのローハニ大統領、ハメネイ最高指導者との会談に伴い運航して以来のことです。
菅官房長官は1月10日(金)の会見で、このサウジアラビア、UAE、オマーンの中東3カ国を訪問について、アメリカとイランの軍事衝突が回避されたことを受け、「現地の情勢を見極めたうえで判断」したことを明らかにし、日本の中東での外交努力を通じ、地域の緊張緩和、情勢の安定化に向け意見交換する方針を示しています。また、海上自衛隊の航空機と艦艇を派遣することから、エネルギーの安定的供給の確保や航行の安全確保に向け、3カ国の協力を確認します。