エミレーツ航空の貨物部門、エミレーツ・スカイカーゴは2020年1月13日(月)、2019年の実績を発表しました。
2019年は、経済不安や世界貿易の緊張、主要マーケットにおける不安が貨物量にマイナス影響を与えた年となりました。しかしながら、この厳しい状況にも関わらず、「Emirates Fresh」サービスで生鮮品を40万トン以上、「Emirates AOG」サービスで1万1,000件の優先度の高い出荷が行われました。また、高級品を取り扱う「Emirates Safe VAL」では前年比6%増、家庭用の犬猫の輸送を行う「Emirates Pets」も12%の増加を見せています。また、370便のチャーター便を運航し、様々な貨物需要に対応しました。
このほか、エミレーツ・スカイカーゴがシカゴに医薬品を取り扱う専用施設をオープンしたほか、コペンハーゲン空港では、医薬品の取り扱いを医薬品の適正な流通基準であるGDP認証を取得した施設に移動させ、医薬品貨物の取扱いサービスを向上させています。
エミレーツ・スカイカーゴのドバイにあるスカイ・セントラル・ターミナルでは、2019年に24時間年中無休で常時700人以上のスタッフが毎秒平均4個、毎日約36万個の荷物を処理し、毎日約7,000トンの貨物をドバイから世界各国に輸送しています。
なお、2020年は、経済活動の改善と貿易成長により、航空貨物業界は緩やかな回復を見込んでおり、2020年10月に開催されるドバイ国際博覧会(エクスポ2020ドバイ)を控え、貨物が急増することが予想されています。