カンタス航空子会社のカンタス・フレートは2020年1月17日(金)、短頭犬種の輸送リスク低減を目的とした追加規則の導入計画を発表しました。
短頭犬種は他の犬種と比較して気道が狭いため、特に高温の環境下において、体調に支障をきたす恐れがあります。これを受け、カンタス・フレートはイギリス国王立動物虐待防止協会(RSPCA)や動物専門家の協力のもと、新たな規則を導入します。
これによると、全ての短頭犬種は、旅行前に登録済みの獣医の輸送許可を得ることが必須となるほか、主要都市空港に獣医を配置している登録済み動物輸送会社を利用することが強く勧められます。
あわせて、飛行機に運び込まれる前まで駐機場の待ち時間を短縮すること、その際に過酷な気候に弱い犬種を守るための空港設備の長期的な見直しが検討されています。なお、これらの規則が確定するまで約2週間ほど、短頭犬種の輸送における新規予約は一時的に受け付けが停止されます。なお、新規則は短頭犬種以外には適用されません。