エアバスの最新輸送機「ベルーガXL」が2020年1月9日(木)、運航を開始し、その機体に描かれたクジラの笑顔のように、エアバスもその能力を高く評価しています。
2020年1月9日(木)から運航を開始したベルーガXL初号機、機体番号(レジ)「F-GXLH」は、A330-200F貨物専用機をベースとし、全長63メートル、幅8メートル、最大ペイロード50トン、航続距離4,000キロメートルです。
このベルーガXLは、既存のベルーガSTがA350XWBの片翼しか運べませんでしたが、その両翼や、もっとも大きい胴体セクションを輸送できます。これによりイギリスからトゥールーズの最終組み立てラインへの輸送を高速化しました。この高い輸送力により、エアバスの生産ネットワークが強化され、月産の製造機数の対応力を高めます。
ベルーガXLは、合計6機導入されます。2020年半ばに2機目、2021年初頭に3機目が納入されるスケジュールです。エアバスの子会社で、ベルーガXLを管理するエアバス・トランスポート・インターナショナル(ATI)は2023年半ばまで、ベルーガXLとベルーガSTの2機種を組み合わせて運用し、エアバスの生産をサポートします。