ニュージーランド航空、ターンアラウンド作業効率化でAI技術を試験導入

ニュージーランド航空、ターンアラウンド作業効率化でAI技術を試験導入

ニュース画像 1枚目:ニュージーランド航空 ロゴ
© Air New Zealand
ニュージーランド航空 ロゴ

ニュージーランド航空は2020年1月23日(木)、テクノロジー分野のスタートアップ企業Assaiaが開発した、コンピューター・ビジョン人工知能(AI)技術をオークランド空港で試験導入していると発表しました。ニュージーランド航空は、Assaia Apron AI技術を導入する世界初の航空会社の1社となります。

機材が着陸後、乗客や貨物の積み降ろし、客室内清掃、ケータリングの補充、燃料補給、安全検査など、50以上にも渡る作業を行い、再び出発するまでのターンアラウンド中の作業をAIを搭載したカメラを通して監視できる技術で、リアルタイムのアラートを通知してくれるほか、より良いオペレーションの予測解析が可能となります。

それぞれのフライトには、ターンアラウンド時の細かいタイムスケジュールが決められています。今どの作業をしているかを鳥瞰的に把握し管理できることで、機材や人材を必要な場所に配置でき、定時運航率の向上に寄与できるほか、客室内の清潔さや機材の安全を確保し、顧客体験向上にも貢献します。

ニュージーランド航空は、Assaia Apron AIシステムのトライアルを2020年も継続し、データのさらなる理解と分析を進め、事業における新技術の価値をさらに査定する方針です。

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