エミレーツ航空、環境経営を強化 絶滅危惧種の保護活動など

エミレーツ航空、環境経営を強化 絶滅危惧種の保護活動など

ニュース画像 1枚目:エミレーツ航空 野生生物の保護をPRするA380特別塗装機
© Emirates
エミレーツ航空 野生生物の保護をPRするA380特別塗装機

エミレーツ航空は2020年2月25日(火)、環境経営を実施し、サステナブルな社会実現に向けた取り組みを発表しました。同社の環境に関する取り組みは、「温室効果ガス排出量の削減」「責任ある消費行動」「野生生物および生息地の保護」の3つの分野から構成されています。

このうち、「温室効果ガス排出量の削減」では、環境負荷の低減を考え、常に新機材を導入、平均機齢は6.5年と業界平均の約半分で、効率的な機材運用を行っています。環境負荷の低減を実現するため包括的な燃料最適化プログラムに沿って、燃料消費を効率化し温室効果ガスの排出を削減、最適な航路設計に取り組んでいます。

「責任ある消費行動」では、自然界で分解される生分解性を持った環境にやさしい天然素材のティーバックを機内で提供するほか、従来のプラスチック製ストローやマドラーを代替品に置き換えるなど、プラスチックごみの軽減を実現しています。

また、エミレーツ航空は、「野生生物および生息地の保護」として、自然環境の保全や絶滅危惧種の違法取引の阻止を行っています。1999年に「アルマハ・デザート・リゾート・アンド・スパ」を開業した際、27平方キロメートルの野生生物や植物の保護地域を設けるなど、危機に瀕している野生生物の生息地の保護活動を行っています。

さらに、利用者にも取り組みを理解してもらうため、機内エンターテイメントシステム「ice」で定期的にインタビューや野生動物の保護に関する番組を放送したり、機内誌「オープンスカイ」で記事を掲載するなどしています。2015年からは、5機のA380に、密猟の脅威にさらされている動物を塗装することで、全世界の空港や利用者に問題意識の向上を促しています。

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