政府は2020年2月28日(金)、「無人航空機等の飛行による危害の発生を防止するための航空法及び重要施設の周辺地域の上空における小型無人機等の飛行の禁止に関する法律の一部を改正する法律案」を閣議決定しました。
近年、無人航空機の利活用が急速に進展し、事故や必要な安全性の審査を経ずに無許可で飛行させる事案が頻発しています。空港周辺でも無許可の無人航空機の飛行により、滑走路が閉鎖され、滞留者の発生、定期便の欠航など、航空便利用者や経済活動に多大な影響を及ぼしています。
この状況を踏まえ、国土交通大臣への無人航空機の所有者情報や機体情報などの登録制度の創設、登録や登録記号表示を行わない無人航空機の飛行禁止などに加え、国土交通大臣が指定する空港周辺の上空での空港の管理者の同意を得ない小型無人機等の飛行の禁止、違反して飛行する小型無人機などへの警察官などによる退去等の命令・措置など、安全確保上必要な措置の確実な実施を図ることを目的とし、航空法などの一部改正を法律案に盛り込んでいます。