三菱航空機は、開発中のMRJ(Mitsubishi Regional Jet)用の降着装置の1脚目を住友精密工業から受領したと発表しました。この降着装置は、社内機能確認試験に使用するものです。
降着装置は、タイヤ、ブレーキを含む機体を支える主脚、前脚のこと。航空機の離着陸、地上滑走時の機体にかかる衝撃を緩和させる重要な機能が備えられている機体でも重要なパーツです。住友精密工業では細部設計と製造過程を経て、三菱航空機による要求仕様に対応しています。
三菱航空機では、名古屋市の大江工場内で「アイアンバード」で模擬飛行試験を開始していますが、この降着装置を装着、油圧・操縦系統の機能試験に使用します。降着装置の機能試験は、基本的な機械動作、電気信号とのインターフェースを社内的に確認、この動作を繰り返すことで、耐久性の検証を実施します。