エミレーツ・グループのエミレーツ航空とdnataは、新型コロナウイルス(COVID-19)の影響により、規制当局の指示や旅行需要に合わせた運営を行っています。
このうち、エミレーツ航空は2020年3月25日(水)までに大部分の旅客便を運休しますが、貨物便の運航は継続し、777貨物機を使用して、医療品などを含めた不可欠な品物を世界に輸送します。
また、多くの航空会社が減便・運休することに伴い、地上サービス業務、貨物、ケータリングなどを提供するdnataも、国際線ネットワークの複数の支店を一時休業しています。
エミレーツ・グループは1月まで、年間目標に対して良い業績を保っていましたが、新型コロナウイルスの打撃により、支出の延期や中止、不必要な採用やコンサルタント業務の停止、サプライヤーとの連携による経費節約、従業員へ無給休暇の取得促進、25%から50%の従業員給与カット、エミレーツ航空のティム・クラーク社長と、dnataのゲーリー・チャップマン社長の給与100%カットなどで、コスト削減を図ります。