シンガポール航空、新株発行と転換社債で最大1.15兆円を調達

シンガポール航空、新株発行と転換社債で最大1.15兆円を調達

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© シンガポール航空
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シンガポール航空は2020年3月26日(木)、既存の株主向けに53億シンガポールドルの新規株式発行と、10年間の強制転換社債による最大97億シンガポールドルで、計最大150億シンガポールドル、日本円で約1兆1500億円を調達すると発表しました。

新型コロナウイルス(COVID-19)による旅行需要の激減により、シンガポール航空は輸送量とコスト削減を実施しています。新株予約権の発行で得た資金は、資本金と運営経費に充当されます。このほか、シンガポール航空はDBS銀行から40億シンガポールドルの短期融資も準備しており、これらにより短期的な流動性を確保します。

シンガポール航空は、今回の取引は短期的な流動性の確保により現状を乗り切るだけでなく、パンデミック以降の成長を位置づけるもので、今後数年間に計画している新機材の受領により、燃料効率化と輸送量の拡大戦略などを通して、シンガポール航空の改革計画の実現を目指す方針です。

強制転換社債による資金調達は初期に35億シンガポールドルで、残りの62億シンガポールドルは数カ月かけて調達します。

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