イギリス空軍(RAF)のユーロファイター・タイフーンFGRは、キプロスのアクロティリ空軍基地に駐留し、2015年12月以来、イラクとシリアで対IS作戦にあたっています。
当初3年間は、トーネードGR4と共に、タイフーンFGRには4つのペイブウェイIVレーザー誘導爆弾とAIM-120AMRAAM空対空ミサイルを搭載し、作戦が実行されていました。2019年5月から、第617飛行隊「ダムバスターズ」のF-35Bが6機、ローテーション配備され、戦闘能力が引き上げられました。同時に、タイフーンFGRも近代化改修を実施されました。
タイフーンFGRは、「プロジェクト・センチュリオン」の名称で、近代化改修が行われ、長距離巡航ミサイル「ストーム・シャドウ」や空対地ミサイル「ブリムストーン」などの運用能力を獲得し、空対地ミサイル「ブリムストーン」は対IS作戦でイラクやシリアで実戦に投入されました。