エアバス・ミリタリは2012年9月7日、イギリス国防省からOCCAR(共同兵器調達機構)を通して、イギリス初のA400Mフル・フライトシミュレーターとそのサポートを、5,000万ポンドで受注したと発表しました。
シミュレーターはブライズノートン基地に設置され、飛行訓練や軍事作戦のリハーサルが可能になります。エアバス・ミリタリーはA400Mの飛行データやソフトウェア、機器類を供給し、タレス・トレーニング&シミュレーションがシミュレーターを供給します。保守管理はエアバス・ミリタリーとタレスのジョイント・ベンチャーにより行われます。
エアバス・ミリタリーとタレスは、2007年から協力してA400Mシミュレーターの開発を進めてきました。これまでスペイン・セビリアのエアバス・ミリタリー国際トレーニングセンターと、フランス、ドイツから受注し、今回のイギリスで4台目となります。
イギリス空軍はA400Mを22機発注しており、2014年からデリバリーされる予定です。