空母「セオドア・ルーズベルト」、洗浄で見えない敵との戦い

空母「セオドア・ルーズベルト」、洗浄で見えない敵との戦い

ニュース画像 1枚目:船内のあらゆる部分を消毒
© Seaman Apprentice Kaylianna Geni
船内のあらゆる部分を消毒

アメリカ海軍はグアムに寄港している空母「セオドア・ルーズベルト(CVN-71)」を海に戻すため、新型コロナウイルス(COVID-19)感染と戦っています。この状況を第7艦隊司令官のウィリアム・R・マーズ海軍中将が視察しています。

空母のCOVID-19との戦いは、艦内の消毒と感染した乗組員の隔離の二正面作戦を行っています。これまでに「セオドア・ルーズベルト」の80パーセントを洗浄しました。この消毒作業は、船員の健康管理と同時に、疾病予防ガイドラインに従い個人用保護具(PPE)の着用を含む対応を実施しながらの作業で、手作業で行われています。

「セオドア・ルーズベルト」は3月27日(金)にグアムに寄港、3月30日(月)に最初の感染者を確認し、乗組員およそ4,860名のうち585名が感染しました。艦内での感染拡大を巡り、軍幹部に緊急支援を求める書簡を送った艦長が部外者にも電子メールを送り、解任されています。

解任を主導し、中傷したモドリー海軍長官代行も議会などで批判が高まり、辞任に追い込まれました。

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