JAXA、宇宙食料マーケット創出プログラム活動を拡大

JAXA、宇宙食料マーケット創出プログラム活動を拡大

ニュース画像 1枚目:SPACE FOODSPHERE
© JAXA
SPACE FOODSPHERE

宇宙航空研究開発機構(JAXA)とリアルテックホールディングスは2020年4月22日(水)、一般社団法人「SPACE FOODSPHERE(スペースフードスフィア)」を設立したと発表しました。これは、JAXAの共創型研究開発プログラム「宇宙イノベーションパートナーシップ(J-SPARC)」の取り組みの一環で活動していた、宇宙と地球の共通課題である「食」の課題解決をめざす共創プログラム「Space Food X」を進化させたものです。

「SPACE FOODSPHERE」プログラムでは、「完全資源循環型かつ超高効率な食料供給システム」と「閉鎖空間のQOLを飛躍的に高める食のソリューション」の2大テーマのソリューションを創出し、地球と宇宙双方での社会実装を推進します。超長期的シナリオでは、2030年にはSDGsの食の課題解決に貢献、2040年には月面1000人の長期滞在の実現に貢献し、さらには、惑星移住と地球環境の劇的回復をめざします。

まずは、究極の食のソリューションを創出し社会実装に導くため、共創型の研究開発基盤と実証基盤として4つのスフィア構想を立て、検討を進めます。今回、一般社団法人化し、様々な分野で活躍する多種多様なプロフェッショナルが集結することで、より具体的な研究開発・実証・社会実装に向けて産学官の有機的なコラボレーションを促進します。また、このために今後も参画メンバーを国内外から募り、活動を拡大していく方針です。

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