アジア太平洋航空会社協会(AAPA)は2020年4月27日(月)、空の旅の回復には政府と業界の協力による国際的な調整が必要であると提言しました。
新型コロナウイルス(COVID-19)パンデミックの進行状況は、国によって異なります。旅行の回復は、各国政府が段階的に移動制限を撤廃する中で、国内旅行から緩和され、次いで地域間旅行、大陸間旅行が再開されると想定されています。
国内旅行の再開には、新たに各国が安全対策を実施することで早期に実施できる可能性があるものの、国際線の運航には、各国政府が旅行禁止措置を解除し、海外旅行に関する各種の制限を緩和する必要があります。
移動制限の緩和には慎重な検討が重要で、国際線に関しては各国政府が協力して共通の基準を設け、相互の信頼関係を再構築することが必要です。また、航空当局、航空会社、空港、その他のサービス提供業者など、多くの利害関係者と緊密な連携が重要です。
医療や公衆衛生の専門家からのガイダンスをとりまとめ、エビデンスに基づいたアプローチに従うことが必要となりますが、保安検査場や出入国審査、またその他の空港施設などにおいて、社会的距離感や新たな衛生基準の見直しが必要となる可能性があります。