デルタ航空は2020年4月から、新型コロナウイルス(COVID-19)対策に従事する医療ボランティア向けの無償渡航を提供しています。ジョージア州、ルイジアナ州、ミシガン州、ニュージャージー州、ニューヨーク州のほか、支援を必要とするヘルスケア企業がこのプログラムに参画し、これまでに350人がアメリカの約30州とカナダの2州へ向かうフライトを予約しています。
デルタ航空では、このシステムを利用した3人の医療従事者を紹介しており、写真のJuan Cucalon先生はアトランタへ飛び、ノースサイド病院において新型肺炎患者を隔離しているICUの最前線で闘いを支援したほか、ニューヨークへ飛んだICU看護師はブロンクスの病院でボランティアを行いました。また、乳幼児と子どもの治療のために、カンザスシティへ向かった医師は、滞在中に3回の救命手術を行っています。
デルタ航空は、ニューヨークでは、ソルトレークシティから到着したフライトに乗っていたチームに「Thank you(ありがとう)」と書かれた看板を掲げたほか、複数の医療従事者が帰途につくフライトで、ウォーターキャノンを実施して感謝の気持ちを伝えています。
なお、この医療ボランティア旅行プログラムは6月まで拡大されましたが、デルタ航空は必要に応じてさらなる延長も検討する方針です。