フィンエアーは2020年5月18日(月)、2機のA330を貨物用に改造したと発表しました。エコノミークラスから座席を取り外すことにより、貨物室に加え、客室内にも貨物を搭載し、新型コロナウイルス(COVID-19)パンデミックに必要とされる物資を輸送します。
通常は、世界の貨物の約半分は旅客便で輸送されていますが、新型肺炎の影響で旅客便が大幅に運休・減便となり、貨物の輸送能力が減少していることから、緊急の貨物輸送需要が増加しています。
通常のドアから荷物を積み降ろしするため、A330の客室へは特に軽量の貨物の運搬に適しており、貨物はカーゴネットで固定されます。フィンエアーの技術部門では2日もかからず座席を撤去し、改造を完了しました。旅客需要が戻り次第、旅客便仕様に戻すこともできます。