デルタ航空は2020年6月2日(火)、新型コロナウイルス(COVID-19)の影響により退役が前倒しされたMD-88とMD-90の最終の旅客便を無事に運航しました。
機材名にちなみ、MD-90はヒューストン発アトランタ行きのDL90便として、MD-88は、ワシントンDC・ダレス発アトランタ行きのDL88便として、運航されました。デルタ航空は「マッドドッグ」と呼ばれたこれらの機材を運航するアメリカ最後の航空会社で、多くの航空愛好家が最終便に搭乗しました。
アトランタを拠点とする客室乗務員のロスさんは「少し退役が早まったものの、適切な方法でMD-88とMD-90を送り出すことができた」と、両機材の退役を祝っています。これらの機材は、既にアーカンソー州のブライスビルに駐機している他の機材に合流し、解体、または売却されます。
なお、デルタ航空のウェブサイトでは、最終便の運航の様子を動画で紹介しています。