バンコクエアウェイズがウタパオ国際空港を開発 NAAも共同運営

バンコクエアウェイズがウタパオ国際空港を開発 NAAも共同運営

ニュース画像 1枚目:調印式の様子
© バンコクエアウェイズ
調印式の様子

バンコクエアウェイズを筆頭とするBBS連合は2020年6月19日(金)、タイのウタパオ国際空港都市事業・東部空港都市事業の官民連携協定に調印しました。ウタパオ空港は、タイのラヨーン県バーンチャーン郡にある国際空港で、バンコクの南東約150キロメートルに位置しています。

これはタイ政府が力を入れている政策「東部経済回廊(EEC)」の重要なインフラプロジェクトの1つで、ウタパオ空港をバンコクのドンムアン国際空港、スワンナプーム国際空港へ高速鉄道で接続できるバンコク第3の国際空港として発展させ、3空港合計での年間利用者数を最大2億人まで拡大させることを目ざしています。

開発計画は4つのフェーズに分かれ、第1段階では旅客ターミナルビルや商業施設、駐車場、地上交通センター、60機の駐機スポットの整備を計画し、年間取扱可能人数は1,590万人規模が2024年に完成予定です。検討されている3,500メートルの第2滑走路の建設も、2024年の完成を予定しています。

第2段階では旅客ターミナルビルを拡張し、全自動無人運転車両などを導入、16機の駐機スポットを追加し、2030年に完成、年間取扱人数は3,000万人に拡大します。さらに、2042年に完成する第3期段階は、第2旅客ターミナルビルや34機の駐機スポットを追加し、年間旅客数を6,000万人に増加させます。

バンコクエアウェイズは、サムイ空港、スコータイ空港、トラット空港の3つの空港も運営しており、その経験を活かします。また、成田国際空港(NAA)とも提携関係を築いており、両社でウタパオ国際空港を共同運営し、人材資源管理や国際レベルでの空港運営に関する知識を共有します。

この計画が完了すると、ウタパオ国際空港は航空ハブとして、EECの様々な産業・観光・物流の中心となり、タイの持続可能な発展のための効果的な貿易、投資、観光の促進が期待されます。

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