ジャムコは2020年6月24日(水)、航空業界にニューノーマルへの提案を行う「Project Blue Sky」を始動しました。ジャムコグループでは、航空機に搭乗する際に抱く不安を少しでも解消できるように、清潔で衛生的なキャビン作りのための製品開発に取り組みます。
航空機シート向けでは、バリアによる乗客の安心感の向上と直接的な飛沫を防止するクリアタイプの間仕切りやレザータイプの間仕切り、航空機ラバトリー向けでは、足踏みペダルを利用し、手を使わずにトイレのふたや便座を開閉できる仕組みを検討しています。
なお、777や787ではすでに足踏みペダルを利用し、手を使わずにごみ箱のふたの開閉ができるほか、赤外線センサーを利用し、水栓に触れることなく手をかざすだけで水を出したり止めたりできる仕様になっており、今後、さまざまな機体のラバトリーへの搭載が期待されます。このほか、静電気を帯びた消毒液を噴射することでラバトリー内の消毒を自動化する製品の開発にも取り組みます。
また、航空機内装品向けでは、紫外線を照射することで除菌できる製品で、人体への安全性と照射部位を考慮し、UVの各波長を組み合わせた除菌方法のラバトリーやギャレー、シートへの適用を検討しています。