岐阜県と各務原市は2020年7月6日(月)、岐阜大学地域協学センターと連携した高校大学連携事業「宇宙工学講座」の開講式を実施します。2020年は新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、テレビ会議システムを利用して講座を開催します。
「宇宙工学講座」は、将来の航空宇宙産業の担い手育成を目的としており、2020年で5年目を迎えます。2020年は7月から12月までの水曜日に実施され、全9回です。岐阜大学教員、JAXA研究者のほか、企業関係者などを講師に迎え、インターネットのテレビ会議システムを利用して、受講者の各学校で行われます。
岐阜県内の高等学校と高等専門学校の3年生までの生徒・学生のうち受講希望者46名が参加します。
なお、この講座は、岐阜県、各務原市、岐阜県教育委員会、岐阜かかみがはら航空宇宙博物館「空宙博(そらはく)」、岐阜工業高等専門学校との共催です。また、中日本航空専門学校と岐阜県工業会が後援、JAXA、フランスのPlanet Science、東海国立大学機構航空宇宙生産技術開発センターが協力します。
■年間スケジュール ・開講式 7月6日(月) 座談会「宇宙工学講座の過去・現在・未来」 ・第1回 7月8日(水) 地球サイズの望遠鏡で宇宙を観る~現代宇宙技術で探るブラックホール~ ・第2回 7月22日(水) 2人工衛星の軌道 ・第3回 9月9日(水) JAXAまたは国立天文台講義1 ・第4回 9月30日(水) 世界の宇宙開発と日本の計画 ・第5回 10月7日(水) 人工衛星の制御エンジン ・第6回 10月21日(水) 人工衛星の電力システム ・第7回 11月4日(水) 計測と信号処理 ・第8回 11月11日(水) フランスでロケット、缶サットを2000mまで打ち上げるには? ・第9回 11月25日(水) 軌道上実験(微小重力燃焼実験) ・閉講式 12月19日(土) 成果発表、修了証書授与特別講演