FAA、3日間の737 MAX認証飛行を終了 厳格な検証続く

FAA、3日間の737 MAX認証飛行を終了 厳格な検証続く

ニュース画像 1枚目:737 MAXファミリー
© Boeing
737 MAXファミリー

アメリカ連邦航空局(FAA)は2020年7月1日(水)、737 MAXによる3日間の飛行試験を完了したと発表しました。6月29日(月)から実施していた認証飛行で、これが終了したことは「重要なマイルストーン」とFAAはコメントしています。

その一方で、3日間の飛行で収集したデータを評価する重要なプロセスが残っており、今後すぐに737 MAXの飛行再開につながるというより、慎重なプロセスを経て、安全性の基準を満たしていることを確認していく方針を改めて強調しています。FAA独自の検証に加え、カナダ、ヨーロッパ、ブラジルと各国の合同評価委員会がパイロット訓練要件を検証し、パブリックコメントを経て最終報告書が発表されます。

こうした手続きの後、耐空性命令(AD)発行を受けて、航空会社などが対応し、機体改修や訓練を経て再び、定期便の運航に至ります。おおむね、2020年第3四半期にも航空会社への納入再開につながるとボーイングは予想しています。

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