ボーイング、アパッチとチヌークをインド空軍に完納

ボーイング、アパッチとチヌークをインド空軍に完納

ニュース画像 1枚目:インド空軍 アパッチとチヌーク
© Boeing
インド空軍 アパッチとチヌーク

ボーイングは2020年7月10日(金)、インド空軍(IAF)向けのAH-64Eアパッチ・ガーディアンとCH-47Fチヌークを完納したと発表しました。AH-64EはIAFが22機を採用、6月に5機をヒンダン空軍基地に納入して完納しました。CH-47Fは15機を採用し、3月初旬に最後の5機を納入しました。

インド空軍は、アパッチを運用する17カ国の1つです。採用したAH-64Eはシリーズの最新バージョンです。AH-64DブロックⅢ最終発展型を2013年1月に「AH-64Eアパッチ・ガーディアン」として正式名称に採用されています。目標の探知・捕捉能力の向上、デジタル通信機器の近代化、生存性の向上、T700-GE-701Dエンジンへの換装、複合材料ブレードを使用したメインローターにアップグレードするなど、近代化しています。2020年2月にアメリカのトランプ大統領が訪印した時に、追加で6機を取得する契約を結びました。

特徴あるタンデムローターの輸送ヘリコプターCH-47は、半世紀に渡り20を超える国で運用されています。CH-47Fは、CH-47Dの後継として開発され、性能向上型のエンジンを搭載し、グラスコクピットなどアビオニクスの近代化、通信システムを一新し、ライフサイクルコストが削減されています。アメリカ陸軍をはじめ、カナダ、イギリス、インド、オーストラリアの各国軍で運用され、陸上自衛隊のCH-47JAも2016年度発注分から、F型相当の仕様です。

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