ボーイング、F-15J近代化改修で三菱重工を支援

ボーイング、F-15J近代化改修で三菱重工を支援

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ボーイングは、航空自衛隊のF-15J近代化改修事業で三菱重工業を支援する契約を締結しました。近代化改修を行うF-15J戦闘機は、電子戦能力の向上、スタンド・オフ・ミサイルの搭載、搭載ミサイル数の増加が最新の中期防衛力整備計画に定められています。

ボーイングは一連の近代化改修のうち、2機をアップグレードするための改修図面、地上支援機器、技術資料などを三菱重工に提供し、これを皮切りに作業が開始されます。三菱重工は今回の近代化改修の主契約者で、1980年から2000年まで200機超のF-15Jをライセンス生産しています。

今回の契約は、アメリカ国防安全保障協力局(DSCA)が2019年10月に承認した、45億ドル規模のF-15近代化改修プログラムです。この改修に向け、DSCAはF-15Jの98機を改修するために必要な機器の輸出承認をアメリカ議会に提出していました。

近代化改修ではアクティブ電子走査式アレイ(AESA)レーダー、アドバンスド・ディスプレイ・コア・プロセッサII(ADCP II)、デジタル電子戦システム(DEWS)の電子戦システムの搭載をはじめ、ボーイングが今回発表したソフトウェアや関連する技術文書、関連するフライトとメンテナンスシミュレーター、要員訓練などを含む包括的な輸出を認めています。

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