ライアンエア、夏に1,000便減便 アイルランド政府の検疫体制を批判

ライアンエア、夏に1,000便減便 アイルランド政府の検疫体制を批判

ニュース画像 1枚目:ライアンエア イメージ
© Ryanair
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ヨーロッパの格安航空会社(LCC)のライアンエアは、2020年8月から9月のアイルランド/イギリス間で1,000便を減便します。イギリスと北アイルランドは大部分のEU諸国に対して旅行制限を解除したものの、アイルランドが検疫で14日間の経過観察を維持するための対応です。ライアンエアはこれにより20万人以上の旅客を失うと、アイルランド政府を批判しています。

ライアンエアは、さらにアイルランド政府の矛盾点を指摘しています。6月以降、ヨーロッパ各国の政府がEU内の旅行規制を撤廃していますが、政府の検疫制限の維持により、ドイツ、デンマーク、ギリシャなど新型コロナウイルス(COVID-19)の感染者数が落ち着いた国々と、アメリカやブラジル、インドなど感染者が毎日数万人単位で増加する国々と同等に扱うのは論理的ではない主張しています。

また、アイルランド/EU諸国間で検疫制限するものの、北アイルランド国民はダブリンを経由してEUへ自由にアクセス可能な状態です。このため、アイルランドだけの検疫に意味が無いと言います。さらにミホル・マーティン首相が今週、ブリュッセルを訪問する予定で、帰国時に検疫で14日間の経過観察をしない場合は、自国民やEU諸国の人たちとの異なる対応の理由は何か見ものだ、とライアンエアは憤りのコメントを残しています。

期日: 2020/08/01 〜 2020/09/30
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