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ワーケーションイメージ
日本航空(JAL)は2020年7月27日(月)、「ワーケーション」効果の検証実験結果を公表しました。JALは、従業員向けのワーケーションをいち早く制度として取り入れ、社内外への普及と地域活性化を目指しています。この実証実験では、ワーケーションが仕事の生産性や心身の健康に、ポジティブな影響を与えることが判明しています。
ワーケーション実施前、実施中、実施後それぞれの期間で、対象者の状態・行動をウェアラブルデバイスやアンケートを用いて検証しています。従業員の会社に対する愛着や帰属意識が促進され、パフォーマンスは20.7%上昇、仕事のストレスを37.3%低減させたほか、終了後も5日間効果が持続する結果となりました。
今回の実証実験は脳科学の見地から、科学的な労働生産性向上のコンサルティングを行うNTTデータ経営研究所、ニューノーマル時代のワーケーションを提案するJTBと連携し、沖縄のカヌチャリゾートで実施されました。
この実験スキームを活用し、今後は自治体や企業に効果検証を支援します。より多くのデータを集め、ワーケーションの内容による効果の違いなど、踏み込んだ内容も明らかにする計画です。
「ワーケーション」は、リゾート地や地方など普段の職場と異なる場所で働きながら休暇取得する仕組みで、新たな観光需要の創出が期待されている新しい働き方です。