中部国際空港(セントレア)は2020年6月の空港運用実績を発表しました。新型コロナウイルスの世界的な感染拡大による需要の落ち込みにより、国際線・国内線ともに旅客数の大幅な減少が続いています。
4月1日(水)から国際線全便が欠航していましたが、6月17日(水)にフィリピン航空のマニラ線が運航を再開し、国際線旅客数は500人となりました。マニラ線は7月以降も週2便を運航していますが、そのほかの路線の再開は未定となっています。
国内線は、県をまたぐ移動自粛が解除され、6月19日(金)から1日32便が運航されました。旅客数は、前年比16%の88,613人で、5カ月連続で前年割れとなりました。なお、7月中は運航再開や増便があったことから、わずかな回復を見込んでいます。
構内営業売上高については、全体で前年対比3%の1億2,600万円と5カ月連続で前年割れとなりました。免税店は国際線が運航した3日間に限り時短営業しています。6月1日(月)にはスカイデッキが再開、6月19日(金)には第2ターミナルが運用を再開したほか、空港島内の複合商業施設「FLIGHT OF DREAMS」が6月12日(金)から営業を再開するなど、営業再開店舗数は増加傾向にあります。7月にはさらに営業店舗数が増え、4連休もあることから若干の回復を見込んでいます。