アズール・ブラジル航空、リース契約の減額に成功

アズール・ブラジル航空、リース契約の減額に成功

ニュース画像 1枚目:アズール・ブラジル航空 A330neo
© AIRBUS
アズール・ブラジル航空 A330neo

アズール・ブラジル航空は2020年8月11日(火)、貸手とリース契約の変更に合意したと発表しました。新型コロナウイルスの影響から世界の航空需要が蒸発し、旅客数前年比90%減が続く厳しい状況の中、リース会社との交渉で毎月の支払いの減額に成功し、需要回復にあわせリース料の支払いを積み増す対策となっています。

この合意により2020年4月から12月まで、オペレーティング・リース料は5億6,600万レアル、日本円でおよそ112億2,700万円と、77%減となります。アズールは保守的な需要回復シナリオを描いており、貸手との合意により、2023年からリース料が高くなり、一部はリース契約が延長され、減額分を補います。

貸手への支払いは、アズールの負債総額の80%を占めており、この合意はコロナ禍を乗り越える重要な一歩です。アズールはオペレーティング・リースの98%超の貸手と合意に達し、残るリースの貸手との交渉を継続します。

アズールは保有機の多くをGECASやエアキャップ、ノルディック・アビエーション・キャピタルなどの航空機リース会社とリース契約しています。

※為替換算 1レアル(BRL) = 約20円
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