JAL、SDGsテーマの国際線機内食 「より善く食べる」

JAL、SDGsテーマの国際線機内食 「より善く食べる」

ニュース画像 1枚目:「SDG's ~未来の食材50のリストからの一皿~」
© JAL
「SDG's ~未来の食材50のリストからの一皿~」

日本航空(JAL)は2020年9月1日(火)から、日本発の長距離国際線でSDGs(持続可能な開発目標)をテーマとした機内食を提供しています。パリを拠点に活躍する料理プロデューサー狐野扶実子シェフが、テーマを意識しつつ旅の思い出の1つとして「より善く食べる」を感じてもらえるよう監修しました。

ユニリーバ社と世界自然保護基金(WWF)が提唱する持続可能な「未来の食材50」を参考に、機内食「SDG's ~未来の食材50のリストからの一皿~」が考案されています。採用された「未来の食材」は、さつまいも、舞茸など、日本人にもなじみ深い食材を利用しつつ、ニョッキやフムスといった地中海沿岸地域のメニューとなっています。

提供される料理は、「フミコの洋食」のアラカルトメニューに加えられています。「さつまいもとスペルト小麦のニョッキ」、「キヌアとえのき 蓮根のサラダ」、「紫キャベツとくるみのマリネ」、「ほうれん草入りフムス」、「舞茸のソテー」の5種類です。

提供する路線は、羽田、成田発着のシカゴ、ダラス、ボストン、ニューヨーク、サンフランシスコ、ロサンゼルス、シアトル、サンディエゴ、ロンドン、パリ、フランクフルト、ヘルシンキ、メルボルン行きです。

なお、国連食糧農業機関(FAO)によると、世界ではわずか12種類の農作物と5種類の動物性食品が、全食品供給の75%を占める偏りが発生しています。この状態は、栄養の偏りによる健康への影響、気候変動や病害虫への耐性の弱さ、生物多様性の損失などの問題をもたらすと指摘されています。

期日: 2020/09/01から
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