ジェットスター・ジャパンは2020年6月期決算(2019年7月1日~2020年6月30日)を発表し、営業収入は478億8,300万円で前年同期比20.9%減となりました。営業損失は66億7,500万円、経常損失は77億2,200万円、当期純損失は77億5,700万円でした。いずれも前年の黒字から赤字となっています。会計年度前半は好調に推移しましたが、下半期は新型コロナウイルスの感染拡大による航空需要の急激な減少に伴い、大きな影響を受けています。
有償ベースの総搭乗者数は2019年度から121万人減少し、431万人と前年比21.8%減でしたが、4月に累積搭乗者が3,500万人を記録しています。定時運航率は85%と前年の78%から改善、平均搭乗率は82%でした。
ジェットスター・ジャパンの片岡優社長は、「コロナウイルスの影響が拡大する状況下にありながら、就航から累積搭乗者数3,500万人を達成できました。ご利用いただきましたお客様に感謝申し上げます」とコメントしています。また、新型コロナウイルスの影響を乗り切るため、安全運航を最優先しつつコスト削減、運航の最適化を継続し、需要が回復した時に元通りの事業に注力できるよう取り組む方針を示しています。
なお、ジェットスターは2019年10月、指定本邦航空運送事業者の指定、12月に航空機整備検査認定を受け、自社の訓練体制、整備体制の拡充を図っています。
■決算概要2020年6月期 | 2019年6月期 | 増減 | |
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営業収入 | 47,883 | 60,523 | ▲12,640 |
営業利益/損失 | ▲6,675 | 1,064 | ▲7,739 |
経常利益/損失 | ▲7,722 | 945 | ▲8,667 |
純利益/損失 | ▲7,757 | 914 | ▲8,671 |