オーストリア航空、日本路線は冬スケジュールも運休 路線再開は30%

オーストリア航空、日本路線は冬スケジュールも運休 路線再開は30%

ニュース画像 1枚目:アジア路線では10月に上海線を再開
© Austrian Airlines
アジア路線では10月に上海線を再開

オーストリア航空は、2020年10月末から2021年3月末までの冬スケジュールを発表しました。日本路線の再開は予定されておらず、アジアへの長距離便はバンコク線に加え、10月2日(金)から運航を再開した上海線のみとなります。路線ネットワーク全体では、運航便は前年の半数になると予測していましたが、多くの国で渡航制限が継続されていることから、2019年比で30%程度にとどまる見込みです。

冬スケジュールの就航地数は、2019年より約20都市少ない約60都市ですが、路線を徐々に一部再開します。長距離路線は現在、ニューアーク、シカゴ・オヘア、ワシントン、バンコク線を運航しており、直近では上海線の運航を再開しています。また、12月中旬には、ケープタウン、モーリシャス、モルディブなどのホリデーデスティネーションへの就航も予定しています。

新型コロナウイルスの第2波がヨーロッパを襲い、ドイツ、スイス、ベルギーなど多くの国で新たな入国規制が導入されたことで、オーストリア航空はさらなる運航調整が必要でした。可能な限りのコスト削減に努め、政府の緊急支援やルフトハンザ・グループからの自己資本の注入により、現在のところ、流動性は目標値を上回っています。第2波に対応できる体制が整っているものの、2021年夏が分岐点になるとの見方を示しています。

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