エア・カナダは2020年10月8日(木)、ボーイング737-8-MAX計9機について、リース会社とセール・アンド・リースバック契約を締結しました。売却総額は3億6,500万米ドル、長期リース契約は3億4,500万米ドルです。売却した9機は過去3年にエア・カナダに導入された機材で、売却で現金を確保し、流動性を確保します。
売却したリース会社は、アヴォロンに6機、三菱UFJリース傘下のジャクソン・スクエア・アビエーション(JSA)に3機です。JSAとのリース契約は、今回が初めてです。エア・カナダは新型コロナウイルスの発生以降、金融市場で総額60億ドルの流動性を確保し、これから9カ月で返却期限が迫る14億ドルの短期債務を借り換える長期資金を調達し、経営体制の強化に取り組んでいます。
コロナ禍で航空業界が厳しい環境の中、リース会社へ売却することで、エアカナダは運転資金をはじめ、流動資金を確保し、パンデミック後の回復に備えます。