ミドル・イースト航空、製造番号10,000のA320ファミリーを受領

ミドル・イースト航空、製造番号10,000のA320ファミリーを受領

ニュース画像 1枚目:10,000機目のA320、ミドル・イースト航空のA321neo
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10,000機目のA320、ミドル・イースト航空のA321neo

レバノンのミドル・イースト航空(MEA)は2020年10月9日(金)、エアバスのA320ファミリーで製造番号(msn)「10,000」の大きな節目を記録する機体を受領しました。このMSN10,000はA321neoで、機体記号(レジ)「T7-ME3」として登録されています。エンジンはプラット・アンド・ホイットニーのPW1100Gエンジンを搭載しています。

航空機の納入はエアバスの最終組み立て工場の所在するトゥールーズで実施され、MEAの会長が立ち会いました。MEAは同社75周年に合わせ、2012年にMSN5,000を受領し、再び区切りの製造番号10,000のA321neoを受領しています。

本拠地のベイルートでは、最近のレバノン情勢に配慮した記念式典の開催はありませんが、記念の1機は「困難を乗り越える一筋の光、希望、モチベーションになる」とMEAはコメントしています。

MEAのA321neoはビジネスクラス28席、エコノミークラス132席を搭載しています。A321neoの1機目は2020年7月に受領しており、さらに数カ月で6機のA321neoを導入する予定です。

A320ファミリーは1987年2月22日に初飛行しています。初号機の引き渡しから23年をかけ2012年にMSN5,000を納入、さらに5,000機を製造した10,000機は8年で達成しています。A320ファミリーはエアバスのベストセラーで、フランス・トゥールーズ、ドイツ・ハンブルグの2箇所の製造拠点から、アメリカ・モービル、中国・天津が加わり、4箇所で最終組み立てを実施しており、その生産体制も強化されています。

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